久しぶりに蒔絵師が使う道具の御紹介です。
今回は定盤(じょうばん)。
仕事台です。この上で漆をたてたりパレット替わりにも使い、普段使う道具類を入れておきます。
最初は白木でしたが余った漆を付けていたので、こんな風になりました。
この定盤は80年以上使っています。
蒔絵師さんによって使い易い様にいろいろな形が有ります。
昔は弟子入りすると新しい定盤を与えられ、独立する時に持ち帰えさせたそうです。
私も朋子が独立した時、古い定盤をプレゼントしました。
家にはこうした定盤が4個程あります。
何人もの御客様に譲って欲しいと言われましたが、これだけはお断りしています。
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