父は作家活動の傍、日本伝統工芸展などの中央展に出品し入選を重ねていました。
平成5年、父に勧められ私も伝統工芸新作展に出品し入選させて頂きました。
それがこちらの六角茶入れ「爽」。
木地は伝統工芸士の大塚隆さんにお願いした品です。
内側は桐で作られており、どの角度に置いても自然に収まる名人技です。
東京にその展覧会の勉強会が開催されるので、私も出席しました。
審査委員の先生が私に「前もって品物を持って来て見せれば良かったのに」と言われ言葉を失いました。
お伺いを立てないと出品出来ないのかとも考えてしまい、それ以来中央展への出品は辞めました。
この頃は、会津の多くの職人もの中央展に出品し入選を果たしていた時代でした。
仕事に余裕も有った時代だったからだとも思います。
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