平成4年、東京ドームで開催されていたテーブルウェア・フェスティバルが
福島県特集と言う事で組合に15ヴースの出店依頼が有りました。
前年の催しを見て、こんな場所に出店出来たら良いと思っていました。
組合では出店料50万円の半額を補助する事になりました。
私も儀同さん、三浦さんと1ブースの出店を申し込みました。
しかし組合の返事は出店出来るのは問屋だけで職人の出店は駄目と言う事でした。
組合会費もちゃんと納めているのに問屋と職人の差別はこんな処にも有りました。
結局11ヴースしか申し込みが無く、残りのヴースを返す事になりました。
(問屋も2〜3軒で1ヴースと言うのが多かったと思います。)
そこで補助金は要らないので駄目かと尋ねると、それでも駄目と言う返事でした。
結局、直接ドームに申し込んで「会津うるし職人の店」として出店する事が出来ました。
その年のドームで、問屋は漆器に関係無い品物を並べたり、中国製品が多く見受けられました。
会津漆器では職人が物を売ると言う事はタブー視されていた時代でした。
出店した問屋で、今でもドームに出ている問屋は有りません。
私達はヴースも2つにして連続18年目になります。
御蒔絵やまうちのホームページは
こちら