今年のドームで御注文頂いた「四季草花手掌皿5客組」です。
全て絵変りとなっています。
木地は長谷川さん、塗りは吉田さんで全て伝統工芸士の手による手掌皿です。
手掌皿は「こづゆ」を盛り付ける器で何杯おかわりしても良い様にこの形となっており
会津漆器の代表的な器で、昔はどの家庭にも何客も有りました。
しかし郷土料理を提供するお店でも「こづゆ」を手掌皿ではなく、
普通のお椀に盛り付けるお店が多い様に思います。
やはり料理と器は切り離せないものなので「こづゆ」は手掌皿で提供して欲しいものです。
手掌皿は一器多用な器で汁物は勿論、取り皿としても御使い頂け、
アイスクリーム等を盛っても良いと思います。
手掌皿を手塩皿と書くのが普通ですが、両手の掌を合わせて包んだ大きさなので当工房では手掌皿としています。
小さな皿の事を「おてしょう」と呼ぶ処から来ていると思います。
塗り上がりの納期が遅れてしまい今になってしまいました。
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