蒔絵とは漆で絵を描いた上に金銀粉を蒔き付ける事から蒔絵と呼ばれています。
技法には研出し蒔絵、高蒔絵、平極蒔絵、消し粉蒔絵、朱磨き、卵殻、螺鈿、漆絵などがあります。
基本的に漆で描いていなければ蒔絵とは呼べないのが普通の考えだと思います。
しかし、店頭には蒔絵捥、蒔絵ぐい呑、蒔絵箸、蒔絵風鈴などと表示してある品物には
漆でなくカシューやポリサイト等の塗料で描かれている物が多く存在しています。
この様な品物をお買いになられたお客様が、これが蒔絵と思われるのを残念に思います。
この様な品物を取り扱っている方々には、せめて蒔絵風(まきえふう)◯◯と
表示してもらいたいのが本物の蒔絵を描いている蒔絵師の想いです。
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