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会津漆器考 「職人同士の会話」

会津漆器の職人の数は最盛期を考えると半減しています。

工部の中では、板木地、丸木地、板塗りの職人はそれぞれ10名程しかいません。

蒔絵部会は40名程ですが、その中には漆でない仕事(カシュー、スクリーン)の方も含まれています。

漆の仕事に拘って仕事をしている蒔絵師は三分の一程だと思います。

何度も述べた様に、このままでは漆器産地という形態も無くなってしまいます。

親しい職人さんと考え方を良く話す事があります。
「本気で漆に拘わり、今の会津漆器を打破する問屋が居れば幾らでも応援する。」と言う話です。

こうした問屋だけが将来生き残れる様に思うのは、私達だけでしょうか。

パフォーマンスの様に時々花火を打ち上げる問屋は居ますが、
本当に漆を知って取り組んでいる様には思われません。



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by yasuthugu | 2014-12-18 04:18 | work & goods | Comments(0)
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