私達が若い頃は今の若手と比べると、もっとがむしゃらに漆に立ち向かっていた様に思われます。
それは仕事が沢山あったからと言われてしまえば、反論はありません。
しかし私達の若い頃は、仕事の合間に職人さんの仕事場にお邪魔して
お話を聞かせて頂いたり、仕事ぶりを見せて頂きました。
人の仕事場を見るというのは、とても勉強になりました。
若手同士で集まって、酒を酌み交わしながら夢も語り合いました。
夢に終わらせるだけでなく、皆で立ち向かっていた様に思われます。
工房にいて仕事を待っているだけでは駄目な時代になると、
自分達で販売も手掛ける様にしました。
販売をするのなら、会津よりも首都圏と夢は現実になって行きました。
私達が雪かきをして小さな道を作っても、後から着いて来る人間がいないと
道はまた雪で埋まってしまいます。
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