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会津漆器考 「テーブルウェア・フェスティバル2015」

今回、会津若松市の補助金で出店した会津漆器のブースです。
出店出来るのは商部だけでした。9社の問屋が出店しています。

本来なら、この様な場所が若手の作り手の発表の場になれば良かったと思います。
私が昨年、市長と職員が視察に来た時に話をした事とは縁遠い物になってしまいました。

伝統とモダンのハーモニー・・・・
探しましたが見つかりませんでした。

会津の十日市の様に積み重ねられたカシュー絵。飯盛山の土産屋で見かけられる様なスクリーンの品物。
中には良い物も見かけられましたが、統一感も無くお客様には同じ様にしか見られないのではないでしょうか。

出店する問屋の考え方も違い、どの様な選定をしたのかも伺われます。
会津漆器考  「テーブルウェア・フェスティバル2015」_e0130334_7355475.jpg

会津漆器考  「テーブルウェア・フェスティバル2015」_e0130334_7355527.jpg

私達が19年間、ドームで会津漆器のイメージを変えようと努力して来た事が、覆された様にさえ思われます。

出店した初めの頃は、ヴース前を通るお客様に「会津漆器は安物だから」とか
「大量生産のプラスチック製品」等と言う声を聞かされました。

その声も「会津漆器でこんな良い物が有るんですね」。「会津漆器のイメージが変わった」。
「デパートで見る会津漆器とは違う」等と言う嬉しい言葉に変わって19年間やって来ました。

市の方も3年間、補助金を出して続けるそうですが、この様な出店が
会津漆器の将来に意味を持つのか理解して貰いたいと思います。

若い作り手を育てる有意義な補助金になって欲しいと思います。



御蒔絵やまうちのホームページは こちら





by yasuthugu | 2015-02-09 07:36 | event | Comments(0)
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