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二つのお知らせ

今月1日、父が88歳で天寿を全ういたしました。
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7年前に肺ガンを告知され、先生から家族には余命3ヶ月と宣告されました。
私たち家族はとても驚愕し悲しみました。
しかし父は病気を冷静に受け止め2週間ごとに通院し、抗ガン剤治療を続けました。
先生も驚くほど、副作用もなく7年間多く私たち家族に思い出を残してくれました。
私が展示会などで若松を離れている時も、ずっと元気でいてくれました。
9月末に食が進まなくなり入院しました。妻と交代で毎日通院し少しずつでも食べれるようになり
退院出来ると信じていました。
私が横浜高島屋の展示会から帰るのを待っていたように、家族に見守られながら静かに息をひきとりました。
私たちがとても残念に思っていた事がありました。
今年還暦を迎える会津工業高校工芸科の教え子である儀同さん達が、父の米寿のお祝いと自分達の還暦祝いの催しを計画してくれていて、それが実現できなかった事でした。
でも通夜の日に皆さんでお出でになられ、ケーキを持ち込んで皆で父の米寿をお祝いして頂きました。泣き出すほど嬉しく、胸の支えも取れ父を送り出す事が出来ました。
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42年前の会津工業工芸科1年生の集合写真。中央右が父です。
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大小8本のローソクを灯して、皆でお祝いしていただきました。
その後、皆で食べましたが父の姿の部分はナイフを入れられず、父のお棺に入れ父に食べてもらいました。
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もう一つのお知らせです。
私が6年間修行させていただいた現代の名工、曽根卓夫先生が後を追うように20日に亡くなられました。
父と小学校の同級生で、家も近く家族同様にお付き合いしていただきました。私の祖父もこちらで修行し、蒔絵を修得しました。
丁度、父が入院していた病院に入院されており、父を見舞ってから様子をうかがっていました。
弟子を15人も育てられ、お通夜には遠くは京都からの兄弟子も駆けつけられました。
私が修行していた時の兄弟子も秋田・新潟から来られ、私の家に泊まっていただき、夜遅くまで先生の思いで話をしました。
父の教えには反発もしましたが、曽根先生の教えは素直に聞く事が出来ました。
先生のお言葉で忘れる事が出来ない物があります。 「漆の一滴は血の一滴」
今月は二人の父を亡くした様に感じられます。                
合掌

ブログの更新も出来ずにいました。

御蒔絵やまうちのホームページは こちら
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by yasuthugu | 2008-12-27 03:44 | Comments(9)