昨日、伝統工芸士会17名で学鳳高校の避難所に行き、避難していられる方々に蒔絵体験をしていただきました。
午後2時からの開催で約40名の方が参加されました。

避難者は南相馬や浜通りの方々が中心でした。
2時間あまりの時間でした。私は、お話相手に集中していました。
お話の中で「一時でも自分がおかれた境遇を忘れられた」と喜んでいただきました。
終了間際に避難所に帰ってこられた御婦人も参加されました。
南相馬から来られた方で、旦那様が未だ行方不明で御自身も津波にさらわれたそうです。
旦那様に似た御遺体が発見され、身元確認に行って来られたそうですが、旦那様ではなかったとの事でした。
南相馬は原発事故のニュースが中心で報道されていますが、原発の影響で自衛隊や救助隊、カメラも入れず、
未だ手つかずの状態でまさに地獄の様子とおっしゃていました。
仕上がったお椀です。

こんなメッセージもありました。

終了後、工芸士の皆で他の避難所でも開催しようと話がまとまり、市の方へ連絡しました。
御蒔絵やまうちのホームページは
こちら