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私なりの品格セット

前回に御紹介した「会津の品格セット」の続きです。案の定、早速に業界関係者からクレームが入りました。

内容は「会津を宣伝しているのに、応援してくれても良いのではないですか。山内さんはこの様なセット、使った事などないんでしょう?」といったものでした。

私は、本物の漆器について説明しましたが、解ってはもらえなかったみたいです。

そこで今回は普段持ち歩いている「ぐい呑、箸、箸置き」を御紹介いたします。

袋は妻に古布を使って作ってもらいました。
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中に入っている品です。
ぐい呑と箸置きは、麻糸乾漆で携帯箸は箸の大手メーカーである兵左衛門さんの「八四郎」の木地を譲ってもらい自分で塗りました。
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私は品格があるなどとは決して思っていませんが、クレームを言ってこられた方に「私なりの品格セット」をお見せします。

いつも持ち歩いているのですが何度、忘れてきた事か解りません。
昨年まで工房にいた朋子が、いつも締まっていてくれましたっけ・・・・



御蒔絵やまうちのホームページは こちら
by yasuthugu | 2011-06-25 09:13 | work & goods | Comments(4)
Commented by 蒔絵師masa at 2011-06-26 06:00 x
やはり、クレームが来ましたか。会津でも知名度のある山内さんの発言は影響力がありますからね。
間違ったことを言っていないとは思いますが、観光商品開発に携わった人間にはおもしろくないのでしょうね。
「木を見て森を見ず。」とかく商業ベース優先で物作りをするとこういったことが発生します。
個人レベルでの販売ならともかく、会津漆器組合が掲げる商品と言うところに問題がありますね。
誰が正しいこと言っているのかは、歴然です。
クレームを付けてきた方には人のアドバイスに耳を傾ける「品格、器量」が欲しかったですね。
Commented by やまうち at 2011-06-26 10:26 x
蒔絵師masaさんへ
ありがとうございます。
いつも暖かいお言葉と御助言、とても嬉しく存じます。

「この位の値段なら、買ってくれるだろう」という考えでは、良い品など出来ないと思います。
購入された方が、これが会津漆器と思われるのが残念です。
Commented by 蒔絵師masa at 2011-06-27 04:51 x
現実の問題として、いい物全てが売れるわけでもなく、割安感のある物だから売れるという訳ではないと思います。
今の時代は安くても必要のないもの、魅力のないものには購入者の心は動きません。
逆に言えば少し高くても、購入者の心をつかむ魅力をもったものが売れてゆく時代です。
最終的に大切なのは作り手の心と言うことになります。
何が本物かを見極めるのが難しい混沌とした不安な世の中です。作り手の顔(思い)や作り手の人柄を含め消費者は魅力的な物を望んでいるのだと自分は思っています。
HPやブログで作家自身のこだわりを発信していく事も、そういった意味で大切な事です。
自分の信念を蒔絵に吹き込む。作る手としてはそれしかありません。
品格のある物を選ぶのは品格のある消費者です。
Commented by やまうち at 2011-06-27 08:55 x
蒔絵師masaさんへ
ありがとうございます。まさしく、その通りですね!

自分で品物を売り始めた15年程前から、お付き合いをさせていただいているお客様もいらしゃいます。
そうしたお客様は、お椀の修理なども無料で対応しているので毎日気兼ねなくお使いいただいております。
初めてのお客様が、「こういった品は飾っておきたい」と言われるのが、一番淋しく感じます。
器は使って初めて器だと思っているからです。
ですから、お客様に品物をお渡しする時に「この品はまだ未完成です。お使いになられて完成させて下さい。」と付け加えています。
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