3年程前にお客様に御依頼頂いていた小判弁当です。

木地が見つからず今になってしまいました。
湯曲げという技法で作られた木地で、会津では30年以上前に職人さんが亡くなり途絶えた技法です。
問屋さんに塗った品が有り、譲って頂きました。
しかし30年以上前に塗られた品で、塗り面が痩せていたので塗り師さんに塗り直して頂きました。
湯曲げで作られた木地は軽く、薄いのが特徴です。
会津にこうした技法が途絶えてしまったのは残念です。
現在、こういう形を作ろうとすると機械のルータでするしかありません。
しかしルータですと湯曲げの様に薄く、軽くは出来ません。
余分に作りましたので、ドームにも持って行こうと思います。
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