今まで会津漆器には女性の職人がほとんどいませんでした。
当然、家内工業ですから旦那さんの手伝いをする奥さんはいました。
長く続く会津漆器の低迷で後を継ぐ子息も数えるだけです。
そうなると、将来の会津漆器の職人は訓練校の卒業生に限られるのが現実です。
今現在、職人の元に弟子入りしている卒業生は4人。
漆の仕事だけで自立しているのは3〜4人。
その半数以上が女性で占められています。
この女性達が会津漆器の将来を担う職人です。
この若い作り手、しかも女性の職人が作る本物の漆器。
これからの若い使い手が求める漆器にも充分に対応して行けるはずです。
これは他の産地には無い特長になってくれると思います。
今まで会津漆器には女性の伝統工芸士が一人もいません。
この中から一日でも早く伝統工芸士が誕生する事が楽しみです。
その為にも、漆を愛する仲間達と尽力していきたいと思います。
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