国の重要無形文化財に漆器では輪島塗と昨年指定された津軽塗の二つがあります。
今、会津漆器もこの重要無形文化財に登録しようと言う動きがある様に聞きましたが、私は疑問視しています。
輪島も津軽も職人が本物の漆器を作っている産地です。
会津では職人の減少、技術の継承、会津塗と称した偽物の漆器販売などの問題。
また一昨日御紹介した様な問屋の存在もあります。
多くの問屋が職人に仕事を回す仕事も無く、化学塗料の会津塗の品物ばかり目立ち
会津漆器の伝統技術を継承しているのは数少ない職人しかいません。
伝統工芸士会でも高齢化問題があり、新しい会員の入会が重要問題です。
組合では受験者が三人居ないと試験は行わないと言っていますが、
職人の減少の中、一人でも実施するのが登録よりも先ではないでしょうか。
この重要無形文化財という名前だけを欲しがっている様にさえ思えてしまい、
また一昨日の様な悪賢い問屋に利用されそうな気がします。
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