昨日は今月2日に突然亡くなられた、会津大学短期学部教授、井波 純先生の告別式に参列させて頂きました。
井波先生は高明な蒔絵師の長男として輪島に生まれ、
東京藝術大学を卒業され、20年前に奥様と一緒に会津にお出でのなられました。
教え子の何人かは卒業後、訓練校に入学して漆の勉強を続けています。
毎年会津で開催される漆の芸術祭では、全国の大学で漆を学ぶ学生達に声掛けして
「真夏の漆塾」を開催し、私も少しばかりですが、お手伝いをさせて頂きました。
何年か前の二人での、漆の対談では蒔絵師の家に生まれ、跡を継ぐ事の話で共感した事を覚えています。
今回の能登震災では、輪島にも行かれて、とても気にされていたそうです。
奥様と、会津で生まれたお二人のお子様の姿には涙が溢れました。
会津には、なくてならない存在の先生でした。