毎年この時期になるとNHK のラジオニュースに耳を疑うと言うか、腹がたちます。
昨日も県内のニュースの時間で、何度も蒔絵年賀状の話題が流れていました。
内容は、長い歴史を持つ会津漆器の蒔絵技法で作られた年賀状の製作が最盛期を迎えているとの事でした。
その説明の内容です。
1.「蒔絵とは、漆などの塗料で絵付けをして金粉などを蒔き付ける技法」。
(本来は漆のみで手描きするのが蒔絵で、この問屋では化学塗料でのスクリーンで模様を絵付けし、代用金を蒔いています。)
2.「蒔絵ならではの趣きがある仕上がり」
3.「二人の職人が、制作にあたっている」
実際に蒔絵に携わっている蒔絵職人は、長い修行をして漆にこだわり手描きで描いています。
スクリーンに携わる人間と一緒にされては、情け無い話です。
NHKのラジオは朝から晩まで工房で流れていますが、信頼感を疑ってしまいます。
報道側はちゃんと取材して、蒔絵の事を理解しているのでしょうか?