会津漆器技術後継者訓練校5期生の卒業展示会が、町方伝承館で開催されました。
5期生は私が訓練校の講師になって初めての生徒でした。
私は1年次の漆絵を担当し、皆初めて蒔絵筆を持った授業でした。
その後いろいろな講師の方々に教えられ、蒔絵と塗りの専攻に分かれ、一生懸命頑張ってきました。
荻野君の脱乾漆の大作です。粘土を500㎏も使ったそうです。会場にインパクトを与えていました。
まだ未完成ですが、楽しみな作品です。

鈴木さんの乾漆オブジェ。中心の球は螺鈿が施されています。黒の中に輝く螺鈿が綺麗でした。

薄井さんの乾漆盛皿とテーブル。テーブルの上の器も乾漆です。彼女はまだ20歳で、将来が楽しみです。
私が20歳の頃は、まだ漆の道にも入ってなかったので、羨ましくさえ思います。

山中さんのこたつ版と乾漆の手付き盛器、片口、ぐい呑み。版の上には綺麗な蒔絵が施されていました。
右が斉藤さんが古い丸膳をリニューアルした物です。塗り専攻なので、とても綺麗に塗られていました。

弟子の朋子も自立支援の補助金を受けていたので、出品していました。6寸のお盆に会津絵を施した品です。

5期生の皆さん、卒業おめでとう!これからも頑張って下さい。
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